【ネタバレ】重力反転のボーイミーツガール。「サカサマのパテマ」が面白かった!あらすじ・考察をまとめてみた。|感想・レビュー

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    2014/11/16

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今日もNUMBER333をお読みいただきありがとうございます!PITE.(@infoNumber333)です。

連日の映画漬けで、記事も映画に関するものが多くなってしまうのですがもうちょっとで書き終わりますので興味ない人はもう少々我慢して下さいw

そんな映画に興味のない人でもこの作品は是非観てほしい!
昨日新宿の角川シネマで「サカサマのパテマ」というアニメ映画を観てきたのですが、これがとても面白かったんです。

アクションやストーリーもさることながら、深い設定と爽快なアクションが醍醐味の映画でした。そこまで有名な映画ではないですが考察系アニメが好きな人なら是非観てほしい作品です。

以下に簡単なあらすじと考察を書いていきます。
後半はおそらく重要なネタバレを含むと思われるので気になる方は気をつけて。本編を見終わった後にもう一度戻ってきて僕と答え合わせをしてみてください。

サカサマのパテマ あらすじ

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「かつて、多くの罪人が空に落ちた」

地下に住む少女、パテマはある日謎の「コウモリ男」に襲われ地中を貫く大空洞の中に落ちてしまう。

彼女が落ちた大空洞の下にはなんと真っ青な「空」が広がっていた。

「空」に落ちそうになったパテマは少年エイジによって助けられ、エイジ達の住む世界「アイガ」と自分たちの世界は重力が逆転しているということを知る。

「アイガ」に伝わる言い伝えでは、かつて重力をエネルギーに変換しようとした科学者達が実験に失敗し、その地域一帯の重力が反転、多くの人や建物が空へと”落ちて”行った。と言われていた。

重力が逆転しているパテマは建物やエイジに捕まらないと空に吸い込まれていってしまう。

その「サカサマ人」であるパテマが「アイガ」にやって来たことを国の君主・イザムラが知り、残りのサカサマ人の居所を聞き出し駆逐するために彼女を捕獲しようと動き出す。

—– あらすじここまで ——

まず「重力が逆転する」という設定がおもしろい作品で、作中でも何度か視点が変わり重力方向が逆になる描写があります。

普段見上げている「空」が重力が逆転するだけでこれほど恐ろしい物になるとは…。高所恐怖症の人はヒヤヒヤしてしまう作品です。

考察の部分で書きますが、途中でストーリーというか前提が二転三転し、最後にもどんでん返しがあるので最後まで緊張感が途切れません。

ストーリー・設定共にかなり練りこまれているので一度見終わった後に「あれってこういうことだよね?」と友達と語り合うのが楽しい映画でした。おすすめ。

とりあえず予告編があるのでこれを見て気に入ったら是非劇場に足を運んでみてください。

「空を飛ぶ」爽快なアクション

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エイジとパテマは重力が逆方向だから重さが相殺される、という設定なのでエイジはパテマを抱くことによって体重が軽くなりわずかな時間ですが「空を飛ぶ」ことができるようになります。

このアクションが飛行機に乗るとか足にブースター付けるとかのSF的な空の飛び方と違って非常にスリリングで気持ち良い。

一瞬でも手を話してしまえば「空」に落ちてしまうという恐怖と隣り合わせにある、自由に跳躍し空を飛ぶという爽快感。

「空」の怖さを含めてこれは是非スクリーンで見てほしい作品です。

元ネタはラピュタかな?

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パテマは王道ド直球のボーイミーツガール物なのですが、観ているとどうしても頭をよぎるのが、ボーイミーツガールの金字塔「天空の城ラピュタ」です。

上下方向は逆ですが、「女の子が落ちてくる」という出会い。

少女と少年が二人で空を飛ぶという設定。

半ば狂気的な王族の君主がラストシーンで足場が崩れて落ちていくという最後。

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上下逆なのはこのシーンがアイデアなのかな?

明らかに意識をはしていると思います。

サカサマのパテマ 考察

というわけでパテマを観ていて気になったところというか、わかりにくい部分を考察していきます。ここからはネタバレを含むので気をつけて。

「空」の先にあった謎の施設の正体は?

イザムラの手から逃れるために空に落ちたエイジとパルマが辿り着いた先にあった謎の都市。あれが何なのか分からなかった人がいると思いますのでまずはそこから解説。

あれは「アイガ」の国を照らす「照明装置」です。

「アイガ」の人たちが忌み嫌っていた空は実は作られた存在だったものだったのです。抜けるような青空も夜を照らす星もすべて偽物でした。だから空を見ないように教育してたのかもしれません。

なぜ、空が「照明装置」による偽物だったのかは、次で説明していきます。

実は”サカサマ人”はパテマではなくエイジ達。

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これを理解できるかどうかで物語の見方が文字通り180度変わってきます。

ラストのシーンでもう一つの”地上”に出る主人公達ですが、明確には語られないのですがここで衝撃的な事実が発覚します。

実はエイジ達アイガ国民こそが重力が逆転している”サカサマ人”だったのです。

おそらく重力変動の際に生き残った人々が地下に潜り、国を作ったのがアイガなのでしょう。”アイガ”を逆に読むと”ガイア”になりますからね。

そして地下でも地上と同じような暮らしができるように空洞の天井に照明装置を作り何百年も生活を続けてきたのでしょう。

その過程で「自分たちこそが本来の人類で、重力が逆の人間こそが”サカサマ人”、つまり呪われた人間」という誤った考えに変わってしまったのが現在のアイガ。

君主であるイザムラがこの事を知っているのか知らないのかはわかりませんがどちらの可能性もあると思います。

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唯一謎なのが最後に出てきた一枚の「紙」の存在。

あまり注視して見れなかったのですが、アイガと逆の紋章が印字されていたことだけはわかりました。アイガが逆転した世界ということを表したアイテムだったのでしょうか。

この辺りは分かる人がいたら教えて頂けると嬉しいです。

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設定・ストーリーもろもろ含めてとても面白い映画でした。
これは久々に資料集ほしい作品です。

最近見た中では久々のヒットだったので、是非劇場でご覧になることをオススメします。

Pite(@infoNumber333)はこう思うよ。

同じような重力モノで次はゼロ・グラビティ観てこようかな。

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